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冷え性におすすめの入浴剤10選|予防や入浴剤の選び方まで解説

「冷えは万病のもと」。冷え性は女性にとって大きな悩みの一つでもあります。冷え性は大きな病気に近づく一歩手前の症状のため、生活習慣の改善やお風呂で早めに予防しましょう。

 

今回は冷え性におすすめの入浴剤10選を紹介。冷え性の予防や入浴剤の選び方まで解説します。

 

 

冷え性は病気?

冷え性は病気じゃないでしょって思う方もいると思いますが、初期の段階では症状の位置づけです。しかし、そのまま放置すると疲れや不調などが起こり、場合によっては他の病気を引き起こすことも。「冷えは万病のもと」と言われています。

 

冷え性の種類

冷え性は4つのタイプに分類されます。

 

四肢末端型冷え性

手足の末端が冷える冷え性で、女性の冷え性の多くがこのタイプです。

 

内蔵型冷え性

体の中が冷える冷え性で、腹痛や便秘、下痢を引き起こしやすいのが特徴です。

 

全身型冷え性

手足や内臓など、全身が冷える冷え性で、代謝機能の低下が原因ですが、甲状腺機能低下症などの病気を引き起こしている場合もあります

 

下半身型冷え性

足などの下半身に多い冷え性で、女性だけでなく、男性や中高年に多いのが特徴です。

 

冷え性の原因とは?

冷え性は種類によって原因が異なりますが、一般的な冷え性の原因は以下の通りです。

  • 自律神経の乱れ
  • 皮膚感覚の乱れ
  • 血液循環の悪化
  • 筋肉の量が少ない
  • 女性ホルモンの乱れ

ストレスや不規則な生活、きつい下着などで体を締め付けたり、運動不足などが原因とされています。年齢とともに女性ホルモンが乱れるのも冷え性の原因です。また、他の病気が隠れているケースもあり、貧血や膠原病甲状腺機能低下症、全身性エリテマトーデスなどが考えられます。

冷え性は放っておくと、さまざまな症状が起こり、頭痛や肩こり、疲れ、腰痛、胃腸の不調、生理痛、不眠などを引き起こします冷え性は放置せず、このあとの予防法でしっかりと予防しましょう。

 

冷え性の予防

冷え性の予防は日頃の生活習慣を改善することで防ぐことができます。主な対策方法は以下の通りです。

 

バランスのとれた食事

体を冷やす冷たい食べ物や飲み物、インスタント食品などは避け、ビタミンEやビタミンC、ビタミンB1たんぱく質などを積極的に摂りましょう。ビタミンEは末梢の血管を拡張させて血行を良くする働きが、ビタミンCは貧血予防になる鉄分の吸収を促進する働きがあります。

 

また、食べ物で気を付けるならばマクロビオティック」の食生活を取り入れてみましょう。マクロビオティックは欧米の食事かと思われますが、実は日本人が考案したものです。マクロビオティックの食事は玄米ご飯を中心に、野菜や海藻などをとることが基本です。肉や魚などの動物性のものはなるべく避け、野菜なども農薬の使用や添加物にも気をつけます。一般の調味料ではおなじみの砂糖のうち、白砂糖はNG。砂糖は精製されていないきび砂糖などを使います。

マクロビオティックで使われる食品は「陰」と「陽」があり、体を温める性質のある食品を「陽」、冷やす性質のある食品を「陰」と分類されます。体を温める陽の食品を食べるべきではと思われがちですが、陽の食品でも調理法によって陰に変化する場合があります。ポイントは陰と陽をバランスよく摂ること。陰に傾きがちな食生活から陽の食事を少しずつ多く摂るようにしましょう。

 

運動で筋肉量をアップ!

毎日の適度な運動で冷え性を予防することができます。ジムなどに通うのも可能ですが、近くの町までウォーキングやジョギング、ストレッチ、ヨガなど、おうちでできる運動でも十分に効果があります。

適度な運動は筋肉量がアップするだけでなく、自律神経の機能を高める効果がありますので、毎日運動する習慣をつけましょう。

 

食事・運動以外の生活習慣を改善する

食事や運動以外でも基本的な生活習慣を整えましょう。

  1. 入浴:38~40℃くらいのお湯でゆっくりつかるのが効果的。お風呂に入れない場合は足浴もOKです。
  2. 頭寒足熱を心掛ける:下半身を厚着にし、上半身は比較的薄着で。暖房は床暖房やこたつの方が下半身が温まります。
  3. 無理なダイエットはしない
  4. たばこは控える:たばこは血液の循環を悪くする原因となります。
  5. 十分な睡眠をとる
  6. ストレスをためない
  7. 体を締め付けない服や靴にする

これらの生活習慣を改善し、食事や運動とともに冷え性にならない体づくりを心がけましょう。

 

 

冷え性におすすめの入浴剤の選び方

冷え性のお風呂には38~40℃のお湯でゆっくりとつかることが基本ですが、その際は入浴剤を効率的に使いましょう。ここでは冷え性におすすめの入浴剤の選び方について紹介します。

 

成分で選ぶ

入浴剤の成分はさまざまなものが使われていますが、おすすめは炭酸ガスの入浴剤です。炭酸ガス温浴効果で血行を促進し、体の芯から温める作用があるため、冷え性の方にはおすすめです。炭酸ガスの入浴剤の中でも「高濃度炭酸ガス」は通常よりも濃度が高く、「重炭酸イオン」はお湯を中性にすることで24時間持続するため、おすすめの商品です。

 

医薬部外品で選ぶ

炭酸ガスの入浴剤のほとんどが医薬部外品です。医薬部外品の入浴剤の効能でも冷え性が記載されています。医薬部外品の入浴剤は炭酸ガス以外では、無機塩類系の粉末入浴剤や生薬を刻んだものなども体の芯から温めてくれるので、おすすめです。

 

 

冷え性におすすめの入浴剤10選

最後は冷え性におすすめの入浴剤10選を紹介します。炭酸ガス系を中心に、温浴効果の高い商品をセレクトしました。

少しでも冷えを和らいでほしいとの願いを込めて。

(注:表示している価格はメーカーの公式サイトまたは公式オンラインショップの価格です)

 

湯天国E

中京医薬品」は愛知県の製薬会社で、医薬品や健康食品などを販売しています。

今回は自社ブランドの薬用入浴剤「湯天国E」を紹介します。無機塩類系の粉末入浴剤ですが、これに生薬と酵素を配合。温浴効果を高めて血行を促進し、冷え性や疲れなどに効果があります。お湯の色はグリーン。価格は3,080円と高いですが、温浴効果とスキンケアを両方楽しめるため、使ってみる価値の高い商品です。

 

温泡 こだわり生姜

アース製薬が発売している「温泡」。今回は「こだわり生姜」を紹介します。この商品は成分にしょうが(生姜)が入っている入浴剤。1つ目は保湿成分に生姜成分を配合。2つ目は香料に生姜オイルを配合しています。香りは4つの香りのアソートで、「ハーブ生姜」「はちみつ生姜」「とうがらし生姜」「ゆず生姜」の4種類。有効成分に炭酸ガスと温泉成分(炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム)を配合し、湯上がり後もポカポカ。保湿成分は生姜成分のほかに、葛根成分も配合しています。

 

プラス・ド ジンジャーフローラルの香り

バスクリンが発売している商品で、しょうがベースの温活入浴剤です。有効成分にショウガ末(ショウキョウ末)を配合。これに乾燥硫酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムを配合し、温浴効果を高めて血行を促進し、冷え性などに効果があります。保湿成分にもショウガエキスを配合。他の保湿成分ではゴールデンホホバオイルと月見草オイルを配合、発酵うるおい成分に納豆エキスを配合しています。女性の冷えを考えた入浴剤です。

 

温泡 生薬プラス 和漢薬草の香り

先ほど紹介した「温泡」ですが、今度は生薬を配合した「生薬プラス」の中から、「和漢薬草の香り」を紹介します。高濃度炭酸ガスと生薬の当帰入り顆粒と重曹などの3種の温泉成分配合で、温浴効果を高めて血行を促進し、疲労回復や冷え性などに効果があります。保湿成分に葛根・生姜・芍薬の各エキスを配合。香りは「さわやかな和漢薬草」など、4種類の和漢薬草の香りが楽しめます。

 

バスクリン薬湯 温感EX

こちらもバスクリンが発売している商品で、生薬入り入浴剤「薬湯」シリーズの中から、「温感EX」を紹介します。温泉ミネラル成分の乾燥硫酸ナトリウムに、センキュウ末とトウキ末の2つの生薬有効成分配合で、温浴効果を高めて血行を促進し、体の芯までしっかりと温めてくれます。保湿成分にニンジンやドクダミなどの16種の植物成分を配合。しっかりと体を温めたい方におすすめです。

 

薬湯 しょうが

「オリヂナル」は東京都の会社で、看板商品のハンドクリーム「ももの花」をはじめとした化粧品を販売しています。

今回の商品は症状に合わせた薬用入浴剤「薬湯」の中から、「しょうが」を紹介します。有効成分に硫酸ナトリウムやセンキュウ乾燥エキスなどを配合し、温浴効果を高めて血行を促進し、冷え性などに効果があります。生姜・陳皮などの各エキスも配合。合成着色料や香料は一切使わず、しょうが根精油などの自然な香りです。750gとたっぷり入っているので、毎日の入浴におすすめです。

  • メーカー:オリヂナル
  • 価格:1,320円
  • 容量:750g
  • 形状:粉末(無機塩類系)
  • 薬事区分:医薬部外品

 

バブ メディキュア 温もりナイト

花王が発売している高濃度炭酸ガス入浴剤「バブ・メディキュア」の中から、「温もりナイト」を紹介します。炭酸ガスの量は通常のバブの10倍。温浴効果を高めて血行を促進し、冷え性などに効果があります。保湿ベール成分に芒硝を配合、湿潤剤に高麗ニンジンエキスを配合しています。香りはラベンダー&シダーウッドで、体も温まって気持ちよく眠れそうですね。

 

BARTH

「TWO」は東京都の会社で、ウェルビーイング事業の企画・販売などをしています。

今回は看板商品である重炭酸イオン入浴剤「BARTH」を紹介します。有効成分の炭酸水素ナトリウムがお湯に溶けて中性にし、その濃度は24時間持続。温浴効果を高めて血行を促進し、冷え性疲労回復などに効果があります。さらに、重炭酸イオンが溶けたお湯は洗顔や洗髪にも使えます。余分な添加物は使用しておらず、無香料・無着色。敏感肌の方や小さなお子様でも安心してお使いいただけます。商品は9錠入り(990円)、30錠入り(2,750円)もあります。

メーカー:TWO

価格:6,600円

容量:90錠

形状:固形(重炭酸イオン)

薬事区分:医薬部外品

 

きき湯 食塩炭酸湯

症状に合わせた炭酸ガス入浴剤「きき湯」の中から、「食塩炭酸湯」を紹介します。有効成分に炭酸ガス(炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム)と塩化ナトリウム配合で、温浴効果を高めて血行を促進し、冷えや疲労に効果があります。保湿成分に亜鉛を配合。炭酸ガスの入浴剤ですが、少し大きめの粒タイプです。お湯の色はにごり湯です。

 

バスロマン薬泉 あたため浴

次は「バスロマン」で、症状に合わせた薬用入浴剤「薬泉」シリーズの中から、「あたため浴」を紹介します。生薬の川芎(センキュウ)エキスと温泉成分の芒硝(ボウショウ)配合で、温浴効果を高めて血行を促進し、冷え性疲労回復に効果があります。保湿成分に生姜エキス配合。お湯の色はにごり湯タイプ。香りは草花の香り。冷え性や疲れを緩和したい、大人のための入浴剤です。

 

 

まとめ

冷え性は手足や内臓など、さまざまな部位による冷えが起こる症状で、ストレスや不規則な生活、運動不足などによって起こります。女性ホルモンの乱れや他の病気が隠れているケースもあり、放置すると頭痛や肩こり、胃腸の不調などを引き起こします。予防としてはバランスのとれた食事や適度な運動、十分な睡眠、ストレスをためない、たばこは控えるなど基本的な生活習慣の改善がカギとなります。

お風呂は38~40℃のお湯にゆっくりつかり、入浴剤は炭酸ガスを中心に、温浴効果の高いものを選びましょう。

 

冷え性の改善に、入浴剤で毎日の「温活」を実践しましょう。

 

 

*参考サイト*

手足の冷え(冷え症)の原因(くすりと健康の情報局(第一三共ヘルスケア)):https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/11_teashinohie/

手足の冷え(冷え症)の予防(くすりと健康の情報局(第一三共ヘルスケア)):https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/11_teashinohie/index3.html

病気が潜んでいることも―つらい「症状」に5つの原因(ヤクルト):https://www.yakult.co.jp/healthist/235/img/pdf/p20_23.pdf

冷えからくる不調(養命酒):https://www.yomeishu.co.jp/health/mibyou_prevention/hie_sign/p3.html

体を冷やす食べ物温める食べ物・マクロビオティックから(冷えとり温ちゃん):https://www.tekuteku.net/blog2/4335/

マクロビってなに?冷えとりさんに知ってほしい食事法(くらしきぬ):https://www.kurashikisilk.jp/blog/macrobiotic/

冷え性におすすめの入浴剤!人気商品16選を紹介(トラブルブック):https://www.travelbook.co.jp/topic/61045

お風呂のプロが教える入浴剤の選び方とは!? 冷え性&乾燥肌におすすめの入浴剤5選(となりのカインズさん):https://magazine.cainz.com/article/35664