粉末状にした粉末入浴剤は、お風呂のお湯にさっととかすだけですぐにお風呂に入れます。他の形態の入浴剤に比べて種類も多く、温浴やスキンケア、夏用など、さまざまなタイプがあります。
選ぶ際は医薬部外品のものなど、それぞれの目的に合ったものがおすすめです。
今回はおすすめの粉末入浴剤20選を紹介します。
粉末入浴剤とは
粉末入浴剤とは、粉末にした入浴剤のこと。お風呂のお湯にさっと溶かすだけで、すぐに入ることができ、時短にもなります。
他の形態の入浴剤に比べて種類が多く、目的に合わせて選べます。
粉末入浴剤の効果
粉末入浴剤の中でも無機塩類系は入浴による温熱効果や清浄効果を高めたり、湯をやわらかくする効果があるとされています。特に硫酸ナトリウムなどのミネラル類が多く含まれており、お風呂上がりに湯冷めしたくない方におすすめです。
粉末入浴剤の選び方
粉末入浴剤は目的や香りなどに合わせて選びましょう。ここでは粉末入浴剤の選び方について解説します。
医薬部外品で選ぶ
冷えや疲れで悩んでいる方は医薬部外品の入浴剤がおすすめです。医薬部外品の入浴剤は厚生労働省が認めている有効成分や効能の表示ができます。
(参考:https://www.jbia.org/safety7.html)
化粧品の入浴剤の場合は有効成分や効能の表示が認められませんが、肌を清浄にする効果や肌にうるおいを与えるなどの化粧品の効能の範囲に限定されます。
疲れや冷えなどを何とかしたい方は医薬部外品の入浴剤、肌のうるおいを与えたい方は化粧品の入浴剤を選びましょう。
香りで選ぶ
粉末入浴剤はさまざまな香りがあり、自分の好みに合った入浴剤の香りが楽しめます。また2種類以上のアソートタイプだと、その日によって香りが選べるのはうれしいですね。
使える量なのかチェック
粉末入浴剤は個包装で入っているものと、たっぷり入った容器のものの2種類があります。特にたっぷりサイズのものは600g前後で、4人家族では1~2ヶ月分は使い切れる量です。
粉末入浴剤は時間がたつと固まって使えなくなってしまうため、一度購入したものは早めに使い切りましょう。
おすすめの粉末入浴剤20選
最後はおすすめの粉末入浴剤20選を紹介します。医薬部外品の入浴剤を中心に、バラエティある商品をセレクトしました。珍しい香りもあり、香りで選ぶのもおすすめですよ。
(注:表示している価格はメーカーの公式サイトまたは公式オンラインショップの価格です)
温浴素 じっこう
まずは健美薬湯が発売している入浴剤「じっこう」を紹介します。有効成分にホウ砂と炭酸水素ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、センキュウ末を配合。センキュウは婦人病の治療薬として用いられたと言われています。1kgとたっぷり入っており、1回分で約69円とお得です。
- メーカー:健美薬湯
- 価格:2,970円
- 容量:1kg
- 形状:粉末(無機塩類)
- 薬事区分:医薬部外品
ミルキー入浴剤 バニラミルクの香り
次は不二家の「ミルキー」とのコラボ商品です。ミルク由来の保湿成分を配合したミルキーな入浴剤です。香りはバニラミルク。ミルキーの甘い香りに包まれながらお風呂を楽しみませんか。
- メーカー:紀陽除虫菊
- 価格:220円
- 容量:50g
- 形状:粉末(無機塩類)
- 薬事区分:浴用化粧料
バスクリン 素肌クリア みずみずしいラベンダーの香り
次はバスクリンが発売している商品ですが、有効成分に重炭酸ナトリウムなどを配合した入浴剤です。重炭酸ナトリウム(重炭酸イオンとは異なる)の清浄作用によって、肌表面の余分な皮脂汚れを落とし、湯上がり後もさわりたくなるようなすべすべ肌に導いてくれます。お湯の色はライトネイビー、香りはラベンダーです。
JIKKO
この商品は先ほど紹介した「じっこう」の家庭用向けバージョン。有効成分にセンキュウ末と炭酸水素ナトリウムなどの4つのミネラルを配合しています。合成香料と防腐剤、着色料、アルコールは無添加で、生薬とミネラルにこだわったシンプルな配合です。
- メーカー:健美薬湯
- 価格:2,200円
- 容量:7包
- 形状:粉末(無機塩類)
- 薬事区分:医薬部外品
バスクリン 極みの湯 心満たされる花の香り
先ほど紹介したバスクリンの商品で、「日本の名湯」の探索チームがプロデュースした温浴タイプの入浴剤です。有効成分に炭酸水素ナトリウムと乾燥硫酸ナトリウムを配合しています。まるで理想の名湯に入っているかのような心地よさ。お湯の色は乳白色のにごり湯、香りは花の香りです。
バスクリン シトラスアソート
次もバスクリンの商品ですが、今度は柑橘の香りの入浴剤を集めたアソートセットです。中身は「きき湯」3種と「アーユルタイム」1種、「アロマスパークリング」3種、合計7種の香りをセレクトしました。その日の気分に合わせて香りが選べるのがうれしいですね。
- メーカー:バスクリン
- 価格:オープン
- 容量:7包
- 形状:粉末(無機塩類)(アロマスパークリング)、粒タイプ(炭酸ガス)(きき湯)、バスソルト(アーユルタイム)
- 薬事区分:医薬部外品(きき湯)、浴用化粧料(きき湯以外)
いい湯旅立ちボトル 檜の香り
次は温泉タイプ入浴剤「いい湯旅立ち」のボトルタイプの中から、「檜の香り」を紹介します。有効成分に硫酸ナトリウムを配合、保湿成分にヒアルロン酸を配合しています。桧の香りで温泉に入っている気分を楽しめます。
HERSバスラボ 濃厚ピーチの香り
次も白元アースの商品で、「HERSバスラボ」の濃厚シリーズの中から、「ピーチの香り」を紹介します。有効成分に炭酸水素ナトリウムなどを配合、保湿成分にヒアルロン酸とコラーゲンを配合しています。お湯の色はフレッシュピンク、ピーチの甘い香りでリラックスできますね。
ノボピン じゃばら
次はレトロなびんに入った入浴剤です。じゃばらとは、柑橘の一種で、和歌山県産の希少果実です。邪気を払うほどに酸っぱいことから名づけられました。整肌成分にじゃばらの果皮を配合。保湿成分にマンダリンオレンジ果皮エキスなどを配合しています。
- メーカー:紀陽除虫菊
- 価格:1,980円
- 容量:500g
- 形状:粉末(無機塩類)
- 薬事区分:浴用化粧料
鈴木
次はインパクトの高い入浴剤を紹介します。入浴剤なのになんで「鈴木」?かと思いますが、紀陽除虫菊がある和歌山県海南市では、鈴木姓のゆかりの地だからなのです。れっきとした医薬部外品の入浴剤で、有効成分に炭酸水素ナトリウムなどを配合しています。鈴木さん(鈴木さんじゃない人も)へのプレゼントにおすすめです。
- メーカー:紀陽除虫菊
- 価格:1,980円
- 容量:500g
- 形状:粉末(無機塩類)
- 薬事区分:医薬部外品
HERSバスラボ ゆずの香り
次は「HERSバスラボ」から「ゆずの香り」を紹介します。有効成分に炭酸水素ナトリウムと硫酸ナトリウムを配合、保湿成分にヒアルロン酸を配合しています。お湯の色はイエローグリーンです。ゆずの香りは定番の入浴剤ですね。
日本の名湯 至福の贅沢
次は「日本の名湯」から「至福の贅沢」を紹介します。「登別カルルス」「乳頭」「山代」「黒川」「鳴子」「那須塩原」「野沢」「奥飛騨新穂高」「湯原」「道後」の10種類の温泉地を集めたアソートタイプ。香りとお湯の色はそれぞれ異なります。温泉が大好きな方へのプレゼントにおすすめです。
プレミアムハイセンス
*注:写真は薬用入浴剤ではなく、浴用化粧料(浴用化粧品)です。
「高陽社」は岐阜県の会社で、入浴剤や化粧品、飲用水などを販売しています。今回紹介する商品は「プレミアムハイセンス」です。水溶性Q10やホホバ油、スクワランなど16種類の成分を配合し、皮膚にうるおいを与える効果が期待できます。香りはラベンダー精油です。
- メーカー:高陽社
- 価格:3,600円
- 容量:2kg
- 形状:粉末(無機塩類)
- 薬事区分:浴用化粧料
バスロマン リラックスラベンダーの香り
次は「バスロマン」から、「リラックスラベンダー」の香りを紹介します。有効成分に温泉成分(硫酸ナトリウムなど)を配合。保湿成分にショウキョウエキスと天然カミツレエキスを配合しています。香料はアロマカプセルと天然ラベンダーオイルを配合しており、ラベンダーの香りで癒されます。
ノボピン 松の精
次もレトロなパッケージの入浴剤を紹介します。先ほど紹介した「じゃばら」「鈴木」と同じびんに入ったパッケージで、昭和初期に発売されたロングセラー商品です。有効成分に炭酸水素ナトリウムと乾燥硫酸ナトリウム、塩化ナトリウムを配合しています。香りは森の香り。普段使いやプレゼントにおすすめです。
- メーカー:紀陽除虫菊
- 価格:1,980円
- 容量:500g
- 形状:粉末(無機塩類)
- 薬事区分:医薬部外品
パインハイセンス
先ほど紹介した高陽社の商品で、今度は松葉油を配合した医薬部外品の入浴剤「パインハイセンス」を紹介します。有効成分に塩化ナトリウムと炭酸水素ナトリウムなどを配合。2.1kgとたっぷり入っているため、大家族の方におすすめです。
- メーカー:高陽社
- 価格:3,000円
- 容量:2.1kg
- 形状:粉末(無機塩類)
- 薬事区分:医薬部外品
バスロマン にごり浴 ヒノキの香り
先ほど紹介したバスロマンで、今度はにごり浴の「ヒノキの香り」を紹介します。保湿成分にヒノキチオールとひのき水を配合。天然エッセンスを配合したヒノキの香りが浴室全体に広がり、まるでヒノキのお風呂に入った気分が味わえます。有効成分は先ほど紹介したラベンダーと同じです。
薬用整湯 香草唐辛子乃香
サンパルコが発売している商品で、唐辛子の香りがする入浴剤です。保湿成分にショウキョウ、トウキなどの6種類のエキスを配合。洗浄成分にパパインを配合しています。お湯の色は赤色です。
- メーカー:サンパルコ
- 価格:1,100円
- 容量:10包
- 形状:粉末(無機塩類)
- 薬事区分:医薬部外品
マグマ温泉末
次は「九州大学」の温泉治療学研究所との共同開発の入浴剤を紹介します。有効成分に乾燥硫酸ナトリウムなどを配合。無香料・無着色で、浴槽や風呂釜を傷める心配がありません。ご自宅で温泉気分が楽しめるため、プレゼントにおすすめです。
日本の名湯 登別カルルス
最後は「日本の名湯」から、「登別カルルス」を紹介します。登別カルルスは1980年代後半に発売したロングセラー商品で、温泉タイプ入浴剤の火付け役として人気の商品です。有効成分に乾燥硫酸ナトリウムなどを配合。お湯の色は乳白色のにごり湯、香りは「日本一のオゾン地帯・オロフレ峠の原生林から漂う、澄み切った大気の香り」です。
まとめ
粉末入浴剤は、名前の通り粉末にした入浴剤のことで、お湯にさっととかすだけですぐに入ることができます。他の形態の入浴剤に比べて種類が多く、選ぶ際は医薬部外品や化粧品、香り、家族で使える量をチェックしましょう。
特に量は時間がたつと固まって使えなくなるため、一度購入したものは早めに使い切るか個包装のものを選びましょう。
本記事を読んで、自分に合った粉末入浴剤をお使いいただければ幸いです。
*参考サイト*
「固形」と「粉末」の入浴剤。疲れを取りたいならどちらを選ぶべき?(TVer+):https://plus.tver.jp/news/tbstopics_64558/detail/
入浴剤の成分と種類(日本浴用剤工業会):https://www.jbia.org/knowledge2.html
入浴剤のおすすめはどれ?入浴剤の種類と特長について(お風呂なび(アース製薬)):https://www.earth.jp/ofuro/bath-agent/001/index.html
おすすめはどれ?入浴剤の選び方(ofuro media):https://www.bathlier.com/media/choice/nyuuyokuzai/